いよいよ新年度がスタートしました!
新年度といえば入学や入社という言葉が連想されます。
新社会人になって初めて会社に入社した時、緊張していたなぁ~と今でも覚えています。
さて、新入社員を迎える際に「社員研修」を行う企業も多いのではないでしょうか。
最近では社員研修を動画に切り替える企業が非常に増えてきました。
動画を使った研修は、会社側にも社員側にもメリットがあると言われていますが、実際何が良いのか?というお話を耳にしますので、今回は研修を動画化するメリットとデメリットについてご紹介します。
<目次>
1.社員研修動画とは
2.企業側のメリット
3.社員側のメリット
5.研修動画のまとめ
社員研修動画とは
社員研修動画とは、名前の通り社員研修を動画化したものです。
これまでは、研修用の社員を用意して数日間のカリキュラムを組んで研修をしたり、研修専門の講師を招いて研修会を開いたり、企業によって様式は異なります。
基本的に研修動画は社内限定配信など、クローズドな場面で視聴するものなので、「いかに見栄えの良い動画を作るか」というよりも、【いかにわかりやすい動画を作るか】ということが重要になってきます。
同時に、「作った動画をどの媒体で使用できるようにするか」を検討する必要があります。
企業側のメリット
ここからは社員研修を動画化することで得られる企業側のメリットについてご紹介します。
<1.知識の均一化を図れる>
専門の社員や講師を用意する対面式の研修の場合、教える人や環境によってどうしても教え方や内容にムラがでてしまうケースがあります。この差は非常に大きく今後の業務に影響してきます。
その点、動画を活用した研修は教え方や環境に左右されることが非常に少なく、一定の研修の質を保つこと、共通の認識を持たせることができ、いつでも・どこでも同じ内容の研修を提供できます。
また、動画の配信方法を工夫すれば、「誰がいつ受講したか」「最後まで受講したか」などのデータも取得することができます。
例えば、「この研修は非常に重要だから全社員に見てほしい」という研修動画があった場合、適切な受講促進を行うこともできます。
<2.伝わりやすい・高い効果が得られる>
動画教材はテキスト教材と比べると視覚効果が非常に高いことが特徴の一つです。
そのため、受講者の興味を惹き、記憶にも残りやすいのです。
文章や言葉では伝えにくい内容も、動画であれば短時間で直感的に伝えられます。
「文字を読むことが苦手」という人も非常に増えていますし、テキストなどの変化のない単調な教材はどうしても受講意欲や集中力も低下してしまいます。
動画教材であれば、受講者の理解を促進し、高い学習効果が期待できます。
特に動作を伴う業務の研修の場合、動画を使うことで直感的伝えられることが可能です。
<3.研修経費の削減>
対面研修を行うには、意外とコストがかかります。
研修を行うための会場費・講師への講演料・テキスト代・参加者の交通費などなど。社員が講師を務める場合でも、社員の人件費もタダではありません。新入社員が入るたびに研修を行うとなると、毎年毎年研修費用が発生してしまいます。
一方研修動画は、一度作成してしまえば内容に変更がない限り何度でも繰り返し利用ができますし、変更があった場合でも一部だけ修正して利用することもできます。
イニシャルコストはかかりますが、中長期的に見た場合、対面での研修よりも運営にかかるコストの削減が見込めます。
社員側のメリット
続いて、研修を受ける社員側のメリットをご紹介します。
<1.時間や場所を気にせずに受講できる>
対面研修は、〇月〇日〇時~と、時間や場所が決められているため、時間のやりくりが難しかったり、当日どうしても参加できない場合はまたの機会に受講が先延ばしになってしまったりと、「研修を受けたいけど受けられない」というケースもあります。
また、研修場所が遠方の場合、参加するまでに時間がかかり、その間は業務を離れなくてはならないので、業務効率も低下してしまいます。
動画研修は受講者が好きなタイミングで好きな場所で受講ができるので、業務への支障も少なく、時間や場所に制限されずすべての人に均等な条件で研修を受けることができます。
<2.自分のペースで研修が受けられる>
対面研修と違い、動画研修は何度でも繰り返し受講ができます。そのため、苦手な分野がある場合や、受講から間が空いて忘れてしまった業務がある場合なども、振り返り研修がいつでも受けられます。
一人ひとりが自分のペースで学べるため、苦手分野の克服、受講者全体の業務理解度向上に非常に効果が期待できます。
<3.受講ハードルが低い>
動画研修は受講者が構えずに参加できるということも大きなメリットです。周りについていけるだろうか、聞き取れなかったらどうしよう、など不安を持って受講する方も少なくありません。
また、現場をイメージしやすいということもメリットの一つです。単純なテキスト型の資料を読むよりも、実際の現場の動画や写真などを使用することで、初めて見る業務や現場でも不思議と身近に感じイメージをしながら受講することで理解度も上がります。
研修動画のデメリットと対策
動画研修は受講者が構えずに参加できるということも大きなメリットです。周りについていけるだろうか、聞き取れなかったらどうしよう、など不安を持って受講する方も少なくありません。
また、現場をイメージしやすいということもメリットの一つです。単純なテキスト型の資料を読むよりも、実際の現場の動画や写真などを使用することで、初めて見る業務や現場でも不思議と身近に感じイメージをしながら受講することで理解度も上がります。
<1.イニシャルコストがかかる>
研修動画の作成は大きく【社内制作】と【外注制作】の二つにわかれます。
どちらを選択してもスタートの際にはイニシャルコストが発生します。
社内制作をする場合は比較的イニシャルコストは抑えられますが、研修動画を作る社員もタダではありませんので、人件費はかかります。
専門のスタッフでない限り、研修動画を作るための時間も多くかかってしまうため、担当者は元々の業務を離れる必要があり、現在の業務を行いながら動画を作るとなると、必然的に労働時間が多くなっています。
一方、制作会社に動画制作を外注する場合は、担当者の負担は非常に少なくなり、要望さえ伝えれば、限りなく理想に近い形で動画を作ることができます。
相場は10万円から動画の長さやテイストによっては100万円など、決して安くないですが、研修効果や研修コストを長い目で見ると研修動画の方がメリットは多いです。
<2.研修が一方通行>
対面研修の一番のメリットは、質疑応答の時間が取れること。動画研修ではそれができません。受講中に浮かんだ不明点・疑問点がすぐに解消できないので、そのままになってしまう、という懸念点もあります。
しかしこれは、仕組みを考えることで解決できます。
動画に対するアンケートや質問、感想を記入できる機能がある配信システムを選択する、受講後はレポートを提出する、などできることはたくさんあります。
質問されることが多い箇所については、「その部分だけ追加で説明する動画を後から追加する」ということもできます。
<3.視聴ハードルが低い>
視聴ハードルが低いことは、メリットでもありデメリットでもあります。
緊張感が持続しにくいため、自宅で視聴している場合は特に他の誘惑も多く、緊張感が途切れがちです。
しかし、動画の構成を工夫することで解決できます。
例えば、クイズを出題したり、シンキングタイムを作ったり、所々にアクションを入れることで、視聴者の緊張感を適度に刺激し、集中力維持に繋げられます。
研修動画のまとめ
初めて動画研修を始めて導入する企業は最低限のメリットとデメリットを理解しておくことで、導入時に悩むことが少なくなります。そして自社にはどのような構成の研修動画が必要なのか、どのような配信システムが良いのかを、しっかりと検討し、自社にあった動画研修を進めてみてください。
有限会社カラーズでは研修動画制作のご依頼を承っております。
御社に寄り添いながら、一番合った研修動画の内容・配信システムをヒアリング・ご提案させていただいています。
また、研修動画の社内制作をご検討している企業向けに、動画制作支援も行っています。
これまで動画制作の経験がない方でも、動画の完成までできるようサポートいたします。
動画のことなら、KOLORSにご相談ください!
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