職業柄、こんな質問をよくされます。
「動画を撮りたいんだけど、初心者が買うならカメラって何がいいの?」
正直言って、これ、一番困るというか悩ましい質問なのです。
私は、スマホと答えることが多いのですが…。
無責任な答えのようにも聞こえてしまいますが、今日はなぜ答えに困るのかをお話して
皆さんがカメラを選ぶ参考にしていただければと思います。
<目次>
4.まとめ
1.動画を撮る目的(理由)を明確にする
冒頭でもお伝えしましたが、なぜ悩ましいのか。それは、「何をしたいのか」で「最適」が変わってくるからです。
室内なのか、屋外なのか、料理や雑貨など動かないものを撮るのか?
ランニングやサーフィンなど動くものや人を撮とるのか?夜なのか昼なのか?
など・・・。
つまり、裏を返せば【すべての条件に適しているカメラがない】ということにもなってしまいます。唯一あるとすればスマホかもしれません。
全てのスマホがそうとは限りませんが、上位モデルになると、高画質で防水・防塵、夜でも綺麗に撮れて、撮る側と撮られる側が動いていても、自動で手振れ補正をしてくれる、なんて機能もあったりします。
映りこんでほしくない物や人も後から簡単に消すこともできますし、場面に応じて色の加工もできます。編集のアプリもたくさんあるので、スマホで撮影後に編集、すぐに好きなプラットホームへアップができます。とても便利ですね。
ただ、そんな便利なスマホも講演会やセミナーの撮影など大きい会場や複数の人を撮影する場合や、ズームが必要な場合など苦手な場面もあります。
何をどうしたいのか(動画を撮る目的)を明確にするとどんなカメラが最適なのかがわかると思います。
2.目的別カメラの選び方
<Vlog>
歩きながら撮影でき、携帯性重視なコンパクトなものがおすすめ。
〇Go-proやDJI Poketなどのアクションカメラ
< YouTube >
すぐに撮影出来る機動性・機能性が高いカメラがオススメ
〇三脚なしでもすぐに撮影できる手ブレ補正がすぐれているもの
〇ドローンや広角、360度撮れるもの
〇スローモーションが撮れるもの
(ペットのくしゃみやあくびなど面白いものが撮れるかも)
💡 Vlog・YouTubeにはこんなカメラがおすすめ!
〇 DJIPOKET 2 Creatorコンボ(カメラに6点のアクセサリーがセット)
Do-It-Allハンドル、ワイヤレスマイク、マイクロ三脚、広角レンズなど
4K・2K・フルHDでの撮影可能、重量117g、3軸ジンバルで手ブレ補正
〇Canon PowershotV10
特徴的なデザインで片手での操作ができるスマホのような縦型のボディ
4K・フルHD、重量211g、スタンド内臓なので三脚が無くても置き撮りが可能
全方位収音口径マイクで高音質な録音が可能
Cannonのカメラでは初となる「美肌モード」を搭載。強度を選択できシミや毛穴を
ナチュラルに補正することが可能。該当の従業員が映っている箇所をカットしても
動画の構成に問題がなければカットして使い続けるということも可能です。
<オンラインセミナー・イベント>
高画質できれいな映像が撮影でき、長時間撮影可能なバッテリーが大容量なものがおすすめ
💡 セミナーイベントにはこんなカメラがおすすめ
〇JVC GZ-RY980
高精細4Kビデオ、スローモーション撮影可能
大容量バッテリー内蔵 (4K約4.5時間/フルHD約5.5時間連続撮影可能)
4Kタイムラプス
防水、防塵、耐衝撃、耐低温といった保護性能「QUAD PROOF」搭載
〇SonyHDR-CX470
重量215gで持運びに便利
32GBの内蔵メモリーでハイビジョンも長時間記録が可能
光学式手ブレ補正
光学30倍ズーム機能
ご紹介したカメラは一例です。検索すると特化した機能があるもの、用途別オススメがたくさんでてきますので予算を考慮しながら探してみてください
3.カメラを選ぶ時におさえておくとよいポイント
① 重さ・大きさ
私が最初に一眼レフカメラを買った
ときは今ほど選択肢がなく、小ぶり
なものがあまりなかったです。
旅先で撮るためだったので、条件と
して
・まずは軽いこと。首から下げていて も辛くならない
・手が小さいのでシャッターボタンの 位置やフォーカスの合わせやすさ
カメラ本体はそうでもないのですが、レンズの重さに驚きました。本体と合わせると
標準で付いているレンズでも750gほどあり広角や望遠になると1kg近くになるもの
もあります。首に下げて歩くにはなかなか辛いです。
今は、大きさ、重さ、目的で色々なカメラをお手頃な値段で購入できる時代になりま
した。
ネットで機能などの情報は集まりますが、画面ではわかりにくい大きさや重さは、
実際に触ってしっくりくるものを選ぶとよいと思います。
② オートフォーカス性能
動く被写体を撮影する動画では、カメラのオートフォーカス性能の良し悪しが動画が
上手く撮れるかの大きな要因となります。撮っていて全然違う場所にピントがあって
いるなんてこともありますよね。
高速で制度が高いモデル、顔を認識する被写体認識機能がついているモデルなどを
選べば、撮影が楽になるでしょう。
③ 手ブレ補正
動画での大きな手ブレは、画面が揺れるのでみていると酔ったような感覚になってし
まいます。カメラにも手ブレ補正はついていますが、手持ちのジンバルやスタビライ
ザーを使うことでより滑らかな映像表現ができるのでおすすめです。
仕組みが違うだけで、どちらも動画撮影時の手ブレを補正するアイテムです。
※ざっくりな説明ですが、
ジンバルは、軸を中心に回る回転台によりカメラを常に垂直・水平に保ちます。
スタビライザーは、回転台がなく、おもりをつける位置や数を変えることで
手ブレを防止します。
4.まとめ
進化し続けるデジタルカメラは手軽なものから本格的なものまで様々です。
携帯性を重視するならコンパクトカメラ、耐久性を重視するならアクションカメラ、
こだわりの動画を撮影するならミラーレス一眼やデジタル一眼レフカメラなどの中から、
目的にあったしっくりくる1台をみつけてみてください。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。動画を作る際に注意したいことをまとめました。
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